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2011年 07月 14日
とある日の風景。
入江さんの仕事部屋は2階。 それがいつの間にか1階に下りてきた様子。 それよりも、なによりもテーブルの上の花。 この花が生活を楽しんでくれてるような雰囲気を出していて、うれしい。 今回、入江家のリノベーションは規模としてはそう大きな規模ではありませんでした。 でも、 「ここに引っ越してきて10数年でこの家が1番幸せそうにしてるのがわかるよ。」 と千穂美さんが言ってた。 また、 「「家はただの箱」って思ってた私だったけど、なんだか、初めてこの家に「命」がふきこまれたような気がする・・・」 「雨風をしのぐだけが「家」じゃないんだ・・・」 って言ってた。 また、少し反抗期なはなちゃんが以前よりビングにいる時間が長くなったって。 工事の規模ではない。 たった1つの工事がそれだけ人の心、気持ちを変えたって事が僕にとって凄く大きかった。 広い部屋に大きなテーブル。 たったそれだけなのに。 すごい自信にもなった。 そして、7月10日。 多国籍の人が集まり、サングリアに、ビールに、ウォッカに、フランス料理に酔いしれた〜。 そう、この風景。 1枚の大きなテーブルをたくさんの人が囲み美味しいものを食べながらワイワイ騒ぐ。 この風景が入江家にとっての生活スタイル。 良かった〜。 心底思った。 僕らは「ふろしき」のような建築をつくりたいと思ってます。 ふろしきって、包むものによって形が変わります。 僕らの建築も家族のスタイルにあう建築をつくりたいと思ってます。 それがこの風景。 リノベーションしてよかった〜。 テーブルが2枚あるから手前は子供たちが遊び奥では大人が食事する。 本当に最高の時間でした。 幸せな一時。 自分の設計した空間で食事することは本当に贅沢な時間。 ですが、僕はウォッカにて途中でダウン。 また近じかビール片手に行こうかな。 そんな感じでまたどんな生活が営まれてるか書こうと思ってます。 もう少しお付き合いくださいませ。 #
by hanahiraku10
| 2011-07-14 04:58
2011年 06月 29日
またまたご無沙汰してました。
工事が完成してももう少し残った残工事。 そう、色塗りという工事。 また、今日も日にちを追ってのブログですがお楽しみあれ。 6月24日(金) 塗る。 塗る。 塗る。 塗る。 塗る。 この日は昼から入江さんと床を塗りました。 先日の色では濃いということで別の色で少しブレンドし2人でオリジナルの色を作り 雑巾でふきふき。 ふきふき。 ふきふき。 暑い中2人でふきふき。 ピアノを動かしながらふきふき。 ふきふき。 1番大変だったのはピアノの移動。 ほんとーに大変だった。 重かった〜。 夕方からはまるくんとうりちゃんが学校から帰ってきたのでその他の部材をぬりぬり。 とにかくみんなでぬりぬり。 塗りまくりました。 そう、大きなテーブルにも。 全て塗り終わり確かこの晩も3人で深夜まで飲んだような・・・ 6月25日(土) この日はメンズで焼肉へ。 まるくんが頑張ってくれたのと、もう少し頑張らないといけないので志気を上げるために。 もう、そりゃ〜まるくん大満足。 僕も大満足。 酔いどれの僕は写真撮り忘れた・・・ 6月26日(日) この日は入江さんが色塗りの際に少しクロスに色が付いたので自分でクロスを張替え。 本当にこの人はすごい。 まるくんと2人で黙々と作業。 そして、いよいよ並びました。 大きなテーブルが2台。 そう、一応の完成です。 設計当初から僕ら夫婦がこの入江家という家族にしたかったこと。 これです。 入江さん家族の生活に本当に在るべきものを短い設計期間で僕らなりに考えて形にしたもの。 いつも仲良く、たまには喧嘩してでも一緒に食事をする子供たち。 また、子供たちが寝静まって2人で晩酌する夫婦。 そして、週末にはたくさんの国籍を超えた人たちが集まりビールやワインで盛り上がる家族。 そこに必要なのは広いワンルームの空間と大きなテーブルでした。 今日は6月29日。 テーブルが添えられて3日目。 どんな生活が行われてるか。 そのへんもまた踏まえて、もう少しブログアップします。 お楽しみに。 #
by hanahiraku10
| 2011-06-29 23:06
2011年 06月 24日
すいません。
ご無沙汰です。 「風の道のある家」 http://hanahana05.exblog.jp/ でも書いたのですが、先週末より少し忙しくしており、ブログの更新が出来てませんでした。 その間に・・・ じつは・・・ もう・・・ 完成しました。 工事自体が完成しました。 と言うことで、事後報告にはなりますが、日を追ってみます。 6月20日(月) 週末、大工の山本さんと担当の拓也氏が頑張ってくれたので下地が全て終わり仕上げの クロスを貼る工程に進んでました。 クロスの職人さんがパテ処理を施していざ仕上げのクロスを貼る。 さて、どんなクロスが貼られるのか。 乞うご期待。 というか、見よ、この職人技。 パソコンを置くために設置した机と既存の柱の取り合いの部分。 この綺麗な仕事。 さすが山本さん、おみそれしました。 今後入江家へ起の際はぜひこんなところまで目を凝らして見てください。 職人さんの心意気をかんじますよ〜。 6月21日(火) この日も現場へ足を運びました。 と言うか、この日が工事が完了し、入江さんへ引渡し。 ちょうど7日間の仕事。 10坪のリノベーションと規模はささやかですが入江さん、僕ら、工務店さんの気持ちの 入った現場。 見よ、この担当者拓也氏の満面な笑顔。 やり遂げた満足感一杯の笑顔。 その横で指をちゅっちゅしながら 「なんかいつものまるくんの家とは違うぞ?!」 と少し戸惑ってる我むすこ二歳児樹。 感想を聞くと 「ひろくてあかるい。かっこいい。」 との事。 彼が生まれて初めて自分たちでデザインした建物が完成した日。 これからも彼に見せれるような素敵な建築を創って行きたいと改めて思った日。 大事な日となりました。 で、クロス。 リビングへ入って1番目に入る壁には紫のクロスを貼りました。 この色。 今回の以来を受けてすぐに我が妻と話し、 「入江家なら紫か水色を使おう。」 とすぐにサンプルをメーカーに依頼しサンプルを見てすぐに決断。 その色を入江さんたちに見せたら最初はびっくりした様子。 でも、僕らを信じてくれたのか受け入れてくれて・・・ 少々僕らも冒険した色。 紫のクロスの前にピアノの黒が置かれるので高貴な雰囲気になるだろうと思ってたけど どのとうり。 イメージ通り名雰囲気に。 昨日、千穂美さんと話したんだけど、 「この紫は紫ではなっくって、藤色だね。」 と千穂美さん。 少しやわらかい色の藤色。 壁と天井はオーソドックスな白のクロスを選んだぶんポイントになってるし。 うん、このクロス選んでよかった。 6月22日(水) 前日工務店さんの工事が終わったのでいよいよ僕らの出番。 そう、既存の柱、新品な床に色塗り。 入江さんと僕だけで塗るのかと思ってるとまるくんがこの日も手伝いに参加。 この日もと言うのも、前日もダウンライトの配線などちょこちょこと手伝ってたとか。 えらい!! そんなまるくんと一緒に先ずはテープで塗らないとこと塗るとこの境目を養生。 さて、まずは既存の柱からなれるために塗り始め。 その横では不安そうな顔押して眺めるうりちゃん。 「色がくろすぎる〜」 とうりちゃんから言われながらももくもくと作業。 が、僕もそれが実は結構気になり始め作業を中断し遠くから入江さんの塗ってる色と今から塗る 床の面を眺めながらイメージ、妄想。 既存の床が濃い茶色だったのでそのイメージを受け継ごうと選んだ塗料。 でも、なんか違うようなと自分の気持ちも出てきて・・・ なので、先ずは既存の柱、鴨居等を塗りまくり。 もちろんまるくんも手伝ってくれました。 今回の工事ではお父さんである入江さんと一緒にちょこちょこ工事を手伝ったまるくん。 少しは思い出になったかな〜 なにか彼にとってもプラスな事になってるとうれしいんだけどな〜 さて、そんなことでその日の作業はここまで。 床は杉の板の良さを出すために水性のオイルを塗ることに決定。 後日ということで。 でも、いざ塗り終わって眺めてみると奥の藤色と濃い茶(黒かな?)がうまい具合にマッチング。 うん、さらに高貴な雰囲気に。 よしよしと自分でも嬉しくなり 「やっぱりこれだよな〜、設計の楽しいところ。」 とか一人でニヤニヤ。 作業の後にはなんと嬉しいことが。 入江家夫婦と近所の角打ち屋へ出向き冷たいビールに美味しいワインにさらには おでんにラーメンにチャーシューにと満足満腹。 見よ、このうれしそうな顔。 また一緒に行きましょ。 で、昨日。 朝行ってみてもやっぱり高貴な雰囲気。 入江さんと一緒に一部養生をはがすと白いはずのクロスが黒い・・・ そう、養生の仕方がいけなかったのかクロスに色が付いてしまいました。 う〜ん。 入江さん。 かなりの器用な人。 クロスを工務店さんより購入し自分で貼り直すとのこと。 本当に心強い。 今日は入江さんと一緒に床を塗る予定。 さて、仕上げはどうなるのか。 きっと入江家のみんなも楽しみにしてると思うけどそれと同じくらい僕も楽しみにしてる。 天気は良いみたいだな。 おひさまが登ってきた。 最後まで一緒に過程を楽しも〜と。 さて、このブログのタイトル。 「大きなテーブルのある家」 のテーブル。 まだ隠れてます。 彼もある場所にて出番を待ってる状態。 本当にもう少し。 楽しも。 と、ながながと事後報告に付き合ってもらいありがとうございます。 もう少しブログは更新する予定。 お楽しみに。 #
by hanahiraku10
| 2011-06-24 06:20
2011年 06月 18日
昨日は
「風の道のある家 http://hanahana05.exblog.jp/」 の打合せ後昼一番で現場へと足を運びました。 行ってみると、あらびつくり。 もう床が徐々に侵食してるではありませんか!! 一昨日までは下地までだったのに・・・ 大工さんも1人増えてるし。 気合い、入ってきたな〜。 床の仕上げは杉板。 厚みは15mmで幅が150mmだったかな? 部屋のスパンが広いので幅の広い杉板が映えるはえる。 やっぱり出来上がってくると興奮、こうふん。 さらに、天井の骨組みが出来てるではないですか!! 興奮度が倍増!! これこれ、この感覚。 今日の打合せの内容は ・ 壁に取り付ける机の取付け頬杖の寸法について。 写真正面の壁に机が取り付くのですが、その高さ、奥行、取り付けるために頬杖を付けるのですが その頬杖の寸法をその場で監督さん、大工さんを交え打合せ。 現場の壁に赤えんぴつでスケッチを描いて。 50mmか100mmか、はたまた80mmか。 頭のなかでイメージし、スケールで寸法を確認しながらまたイメージ。 そんな打合せをしてる横で、お施主さんである入江さん。 自分で照明の工事をちゃくちゃくと進めてます。 電気配線を自分でできるということなので、自分でダウンライトを取り付ける入江さん。 なんともたのもしいお施主さんです。 さて現場は1軒屋ということもあり今日もばりばりと動きます。 週明けには完成の予定。 完成するのは嬉しいことですが毎回思うことが・・・ それは、自分の家ではないとわかってるのですがのですが手放す寂しさが・・・ あともう少し、現場での過程を楽しみたいと思います。 #
by hanahiraku10
| 2011-06-18 05:25
2011年 06月 17日
昨日も午前中現場に足を運び現場を確認。
朝から大工さんが黙々と床を貼るための下地を貼ってくれてました。 ところで、このお施主さんの入江さん。 奥さんの千穂美さんが昨日こんなブログを書いてくれました。 「今家は1階を工事しているため、数日間はテレビが見れない。 どんな感じになるんだろうって思ってた。でも、意外にも大丈夫でやっている。ご飯はいちいち2階に運んで食べたりしている。テーブルがないので床に新聞紙敷いて、その周りにみんなで座って食べている。 普段は「行儀が悪い!」なんて、いちいち肘をついたり、足をたてたりしたら叱っているけど、こんな状態なので行儀が悪いも何もない。みんなオリジナルの格好で食べている。 ちょっとキャンプしているみたい。 だからもちろんだけど、誰も「テレビつけて~!」なんて言わないし、チャンネル戦争もない。 お互いいろんなことを話すしかない。 だからずっと誰かが話している。 普段も子供達の誰かがずっと話している状態の我が家だけど、最近中1のはなは、何を聞いても「別に・・・」とか「さあ・・・」とかって返事が多くなり、会話が続かないことも多くなっていた。 だから今日は楽しかった。 工事、終わらなくてもいいかなあ・・・。 なんてちょっとだけ思ったりもする。」 http://komekomeclub218.blog94.fc2.com/ 僕たち夫婦はいち建築家。 その家族の生活に間取りや仕上げ材を計画し作り上げることが仕事。 いくらかっこいいものを作ってもその家族の生活までは作ることはできません。 そんな中、今お施主さんである入江家の今の生活を垣間見ることのできる日記。 なんか、この日記を読んでうれしかった。 今、たまたま改装工事をしていてテレビを見れないという不便なときに 少し反抗期なはなと千穂美さんがたわいもない会話ができたということ。 家のリノベーションというたまたまな出来事が家族にとってプラスに働いてるということ。 「不便でいやだ!!」 ではなく、みんなで会話しプラスに働いてるということ。 う〜ん、ちょっと違うようなんだけどうまく言葉にできない。 でも、そんな気持ち。 僕らが設計をするときいつも思うことは 「風呂敷のような建築」 を作ろうと考えてます。 風呂敷っていろいろなモノを形を変え包みこむ柔らかい布。 包むモノにより包み方も違うわけで・・・ 僕らもそえぞれの家族にあう風呂敷みたいな柔らかく包み込む建築を作りたいと思ってます。 今、入江家にとっては2階の部屋がそんな空間になってるのかも。 今回のリノベーションで1階の部屋がそうなってくれればと思い計画をしました。 すこしでも入江家のみんなが幸せに生活できるように、楽しく生活できるように。 もちろん、僕らが遊びに行って気持ち良い空間になるように。 (実はこれが1番だったり・・・) さて、今日も昼過ぎに現場に足を運びちょいちょい打合せを。 千穂美さ〜ん、もう少し頭整理するんでまたワイン片手にゆっくり話しましょ。 できたらふきちゃんも一緒に。 #
by hanahiraku10
| 2011-06-17 06:12
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